- 実績のある金型会社を探している
- 改造や修理などメンテナンスまで対応してもらいたい
- 生産中に故障したらどうしたらいいのだろう
- 金型寿命を延ばしたい
- 金型の調子が悪い。鋳造条件の見直しをしたい。湯回りを改善したい。
フジイ金型は、1976年創業以来、累積で5000型を超える金型をダイカスト製作してまいりました。現在の年間製作金型数は300型を超えております。これだけの金型を製作したからこそわかるダイカストの寿命や限界、品質を安定させたまま長く使うためのノウハウを有しております。
信頼性の高い金型こそが最優先です
生産を止めない安定した金型フジイ金型が金型の設計や製造で最も重視しているのは「生産を止めないこと」です。スライド部のカジリ、溶湯の飛込みによる動作不良など、型方案が引き起こす生産停止がないよう、以下のような点に配慮しています。
- 丈夫であること:基本となる大方針は「丈夫にする」です。充分な型強度をもたせ、安定した鋳造をサポートいたします。頑丈にすることで若干のコストアップはありますが、生産停止の損失と比較すればはるかにリーズナブルだと考えています。
- スライド部のカジリ・溶湯の飛込みへの対応:型割から製品との距離、摺動クリアランス等を考慮した設計にすることでこれらの問題を回避します。
- 別部品化や交換が容易な構造:破損・消耗が避けれない箇所に対しては、別部品化や交換が容易な構造を採用します。もちろん、その金型が使われる限り部品の供給も行います。



3次元測定器による迅速かつ高精度な検査

光学式測定システム ATOS Q 8M
ダイカスト金型は熱間工具鋼などでできた素材を切削することで作りだされます。
そのようにして切削されたダイカスト金型の各パーツは、金型図面(型レイアウト図)との誤差が許容範囲内(公差内)であるかの確認をおこないます。従来は、この計測をノギスなどを利用しておこなっていました。しかし、測定ポイントの数が限られる、曲線部(曲率)などの計測が難しいなどといった課題がありました。
そこで、フジイ金型では2022年に導入した3次元測定器※を活用し、切削したダイカスト金型の各パーツを立体的に計測し、図面との差異が公差内であることを確認する取り組みを進めています。レーザーを使った光学測定器のため、測定器自体の誤差は少なく、多地点の測定を同時に実行できるというメリットもあります。
※3次元測定器「ATOS Q」導入(2022年12月5日)
当社が導入した丸紅情報システムズのATOS Q 8Mは、1回の計測で最大800万点の箇所の計測が可能であり、測定箇所間の最密ピッチは0.04mm(40μm)という、ノギスなどで計測していたのとは比較にならない精度、測定数、速度を実現しました。これにより、湯回り問題などの発生を抑制します。
いただきません!初回修正費用

フジイ金型が提案し製造した金型で、湯回りなどの問題が頻発した場合には、直接の設計担当者、営業担当者に、複数名の熟練者を加えた検討会で、直ちに鋳造条件の見直し作業に入ります。
もし条件変更などでは不良率が低下しない場合には、金型を当社に引き戻し、熟練の修理担当者が修正を致します。この場合の、初回修正作業はもちろんいただきません。当社が責任をもって修正させていただきます。
※お客さまより指示された仕様のまま製作した場合には、有償となる場合がございます。
修正事例

湯回りにお困りでしたらご相談ください。改善するまで弊社がお付き合いいたします。
修理の専門部門、専門工場があります
フジイ金型が安心なのは、修理の専門部門、専門工場があることです。この体制により、当社製の金型であれば、修理の程度によっては最短1日で修理を行うことができます。
金型修理は、経験、ノウハウ、スピードが必要です。金型の形状や破損の状態、お客さまからお聞きした不具合の内容などから、原因や状況を推定し、それを踏まえて短時間で形状の復元や修正を行うとても難易度の高い仕事です。
この難易度の高い仕事を安定的に行うために、フジイ金型では、第4工場を修理工場として、修理の専用設備と、熟練した修理専任のスタッフを揃えています。もちろん次世代修理スタッフの育成にも注力しています。



修理や保守のことならば


経験やノウハウを生かして、鋳造条件の見直しや、保守計画の立案などのサポートも行っております。お気軽にお問い合わせください。